日焼け止めを塗ること

今回は日焼け止めがなぜ必要なのか、どんなものを選べばいいのか2つの項目についてお伝えしていきます。

・光老化について

・日焼け止めの選び方

光老化について

皆様、光老化という言葉は知っていますか?

紫外線による皮膚ダメージが肌の老化を引き起こす現象のことです。

なんと…肌の老化の80%は光老化が原因と言われています。

有名なのものに、海外のデータでトラック運転手の左右の顔面を比べた写真があります。運転席窓側の肌は深いじわが刻まれシミだらけ。比べて反対の肌はシミ・シワがあまりないのです。

怖いですよね!

UVケアはいつからでも遅くありません!

今の習慣が未来のお肌を作っていくからです!

驚くのは、クリニックでお金をかけて施術はするのに、日常でのUVケアをしていない方が少なくないことです。

お金をかけて今の肌を治療しているのに、これからの肌を作っていくことには興味がないこと…

毎回口をすっぱくしてお伝えはしていますが、本当にもったいないなあと少し悲しくなります。

そういった方に限って「何回も来てるのに効果がない」とおっしゃられることも多いからです。

月に1回クリニックにメンテナンスに行っていても、残りの約30日は日常のケアになります。

大きな改善は自宅では難しいにしても、

今後の肌を作るのは今の生活習慣だということ

むしろ今の肌を作ってきたのは過去数年間の自分の行動だということ

を忘れないでほしいと思います。

肌って遺伝だよね。
もともと肌が綺麗なんでしょう。

とおっしゃられる方もいます。

もちろん、アジア人に多い黄みがかったイエベの人が、透き通るようなブルベの美白肌になることは難しいのですが…

健康的な肌を目指すことは誰でもできます!

習慣を変えれば必ず肌は変わります!

諦めないで自分のベストを目指しましょう!

日焼け止めの選び方

SPF・PA・+の意味については説明している記事も多いので割愛しますね。

ここでは普段のカウンセリングでよく相談される内容について。

まず紫外線防御力の強さ

諸説ありますが…基本的に皮膚科医師的には、よく言われているように

日を浴びる強度によって選んでいただくのか良いです。

通勤のみならSPF30・PA++くらいで十分と言えます。

強ければ強いほど良いのでは?と毎日SPF50・PA++++のものを使っている方も多いのですが、強いものを使うデメリットもあります。

それだけ落とすアイテムも強いものになったり、強く擦って落としてしまったりするということです。

後の記事で詳しくお伝えしますが、肌への摩擦は深刻な問題です!

ですので、日常使いは、できればノンケミカル処方で石鹸で落ちるタイプをおすすめしています。

私自身も、普段はこのタイプの日焼け止めのみなのでクレンジングは月に数回お出かけをする日だけです。

それだけ肌への刺激が少なくなるというメリットも考えていくと、必要以上の強さはいらないな。と思えますよね!

また、レジャーや外でのショッピング、観光の際にはSPF50・PA++++をおすすめします。

強いものでもやっぱりノンケミカルがいいの?と聞かれることも多いです。

もちろん、ノンケミカルで石鹸で落ちるタイプが良いのはもちろんなのですが、

じゃあなぜノンケミカルでないものがあるか…

それは使用感が良いからです!

伸びが良く、白浮きせず、ツヤも出る

そんな商品が多く、現に私自身もお出かけの時はクレンジングする覚悟で使います。

むしろ上にファンデーションなども何層にも重ねて塗るよりは、崩れないので肌がきれいに見えるところも使うメリットと言えます。

肌への負担も減らしたいですが、おしゃれの楽しみも捨てられませんもんね!

最近はパウダータイプや、スプレータイプも販売されていますが、密着度で言えばローションタイプが優勝です。

もちろんローション以外の商品も塗らないよりはいいですし、出かけ先で塗り直しが難しい場合に利用するのはとても良い商品です。

ただ、デメリットとしてはムラになりやすいのと、医師から密着度はローションの30%以下だとお知らせがあったので補助的に使うのがいいですね。

今後、おすすめの商品等をご紹介できたらいいなと考えています。

それぞれの目的に合った強さ・使用感の日焼け止めが見つかることを祈っています。

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